「うちのホームページ、たしか3〜4年前に作ったきりだ」——正確な更新日を、即答できる方は少ないのではないでしょうか。日々の業務に追われるなかで、ホームページの手入れはどうしても後回しになりがちです。
「一応あるからいい」——そう思って何年も更新していないホームページが、実は静かに問い合わせを遠ざけているとしたらどうでしょうか。この記事では、放置されたホームページに具体的にどんなリスクがあるのかを整理したうえで、脅すためではなく、今日から着手できる立て直しの手順を、長野県内の中小事業者の方に向けてお伝えします。

結論:放置サイトは「何もしていない」のではなく、毎日少しずつ信用を落としている
先に結論からお伝えします。ホームページを放置していても、何も起きていないわけではありません。検索順位はじわじわ下がり、スマホで見た人は数秒で離脱し、古い情報のまま「この会社、今も営業しているのかな」と思われている——そんな状態が、今この瞬間も続いています。派手な事故が起きるわけではないからこそ、気づきにくいというだけです。
まずは、古いホームページに具体的にどんなデメリットが潜んでいるのかを見ていきましょう。
放置されたホームページで実際に起きている5つのこと
「古いだけで、実害はない」と思われがちですが、放置には見た目の印象以上のデメリットがあります。代表的な5つを整理しました。
| リスク | 具体的なサイン | 起こりうること |
|---|---|---|
| 情報の陳腐化 | 電話番号・営業時間・商品ラインナップが古いまま | 「今も営業しているの?」と問い合わせを躊躇される |
| スマホ非対応 | 文字が小さい、ボタンが押しにくい、レイアウトが崩れる | 訪問者の大半を占めるスマホユーザーが数秒で離脱 |
| SSL証明書切れ | URLバーに「保護されていません」の警告が出る | ブラウザが警告を表示し、そのまま離脱・信用低下 |
| CMSの放置・脆弱性 | WordPress本体やプラグインが長期間未更新 | 改ざん・不正リンクの埋め込み、検索エンジンからのブロックの危険 |
| 検索順位の低下 | 何年も更新されていないと検索エンジンに判定される | 後発の競合サイトに検索順位を追い抜かれていく |

「放置サイトは無いより悪い」と言えるケース
ここまでの5つは、どれも単体では「まあ、それくらいなら」と思われるかもしれません。ただ、これらが重なったときに起きるのが、”ホームページが無い方がマシだった”という状態です。
ためしに、ご自身のホームページをスマートフォンで開いてみてください。文字が小さくて読めない、電話番号をタップしても発信できない、数年前のキャンペーン情報がトップに残ったまま——このような状態で検索から訪れた人は、「この会社、大丈夫かな」と感じて、そのまま検索結果の他社サイトに移ってしまいます。ホームページが存在しない会社であれば、口コミや紹介、SNSなど別の経路で信用を確かめてもらえる余地がありますが、”古いまま存在する”ホームページは、むしろその機会を奪ってしまうことがあるのです。
立て直しの手順:まず何から始めればいいか
「そろそろ何とかしないと」と思っても、何から手をつけていいか分からず、また後回しになってしまう——それもよくあることです。ここでは3つのステップに分けて、順番に進める方法を紹介します。
ステップ1:現状把握——まずはアクセス数字を確認する
感覚だけで「もうダメだ」「まだ大丈夫」と判断する前に、実際の数字を見ましょう。Google Analytics(GA4)を導入していれば、直近のアクセス数や、どのページがどれくらい見られているかが分かります。まだ導入していない場合は、まずそこからです。数字の具体的な見方は「今のサイトの数字」の読み方で解説しているので、あわせてご覧ください。
ステップ2:直すか、作り直すかを判断する
現状が見えたら、次は「部分的な修正で済むか」「作り直した方がいいか」の判断です。スマホ対応していない、自社で更新すらできない構造になっている、デザインが古いだけでなく問い合わせ導線がない——こうしたサインが複数当てはまるほど、部分修正よりも全面リニューアルの方が結果的に費用対効果がよいことが多いです。もう少し詳しい判断基準はホームページの寿命はいつ?リニューアルすべき7つのサインにまとめてあります。
ステップ3:発注前に準備する
作り直すと決めたら、次は発注前の準備です。何を制作会社に依頼して、何を自社で用意するのか、見積もりの内訳はどうなっているのか。ここを飛ばして「とりあえず問い合わせ」してしまうと、あとで想定外の追加費用に驚くことになりがちです。発注前に確認しておきたい項目はホームページリニューアルで失敗しないための発注前チェックリストにまとめています。

更新が続かない根本原因——「担当者頼み」から抜け出す
そもそも、なぜホームページは放置されてしまうのでしょうか。多くの場合、原因は「サボっているから」ではなく、「更新できる体制が特定の一人に依存している」という構造にあります。担当していた社員が異動・退職した、更新のやり方がそもそも複雑だった、忙しくて後回しにしているうちに何年も経った——こうした事情に心当たりがある方は少なくないはずです。
この根本原因を解決しないまま作り直しても、数年後にまた同じことが起きます。作り直しのタイミングで、「誰が」「どれくらいの頻度で」更新するのか、体制もあわせて考えておくことをおすすめします。自社で更新するなら、更新しやすい仕組みかどうかを制作段階で確認しておくこと。自社では手が回らないなら、更新代行を含めた運用サポートを外部に任せる、という選択肢もあります。
まとめ:今日からできる、一番小さな一歩
放置されたホームページのリスクを並べると、少し不安になってしまったかもしれません。ですが、今日やるべきことは一つだけです。まずはスマートフォンで、自社のホームページを開いてみてください。電話番号はタップして発信できるか、情報は古くなっていないか——それを確認するだけで十分です。
そこで「これは直した方がいいかも」と感じたら、次はGA4の数字を見る、リニューアルのサインをチェックする、と一つずつ進めていけば大丈夫です。判断に迷ったら、今のサイトを見せていただければ、直すべきか作り直すべきか、当社からも率直にお伝えします。初回のご相談は無料、60分程度です。
