ホームページが無事に公開されると、ひとまず肩の荷が下りたように感じるのではないでしょうか。しかし、本当に大切なのは公開してからです。この記事では、制作会社としての現場経験をもとに、公開直後にまず取り組んでおきたい7つのことをチェックリスト形式でご紹介します。すべてを一度にやろうとせず、上から順番に一つずつ進めていただければ大丈夫です。

①全ページの表示・動作確認をする
公開作業が完了した直後は、思わぬ表示崩れやリンク切れが残っていることがあります。まずは以下の点を、実際にご自身の目と手で確認してみましょう。
- パソコン・スマートフォンの両方で、主要ページの表示が崩れていないか
- メニューやボタンのリンクがすべて正しいページにつながっているか
- お問い合わせフォームから実際に送信し、自社に通知メールが届くか
- 画像や会社名・住所・電話番号などの情報に誤りがないか
制作会社側でも公開前に確認はしていますが、公開後の環境(実際のドメインやサーバー)で見ると、テスト環境では気づけなかった不具合が見つかることもあります。念のため一通り目を通しておくと安心です。
②Googleサーチコンソールに登録し、インデックス登録をリクエストする
「公開したのに検索しても出てこない」というご相談は、公開直後に非常に多くいただきます。まずは焦らず、次の手順で状況を確認してください。
1. site:検索で登録状況を確認する
Googleの検索窓に「site:自社のドメイン」と入力して検索してみましょう。何かページが表示されればGoogleに認識されている状態です。何も表示されない場合は、まだGoogleに登録(インデックス)されていない可能性があります。
2. Googleサーチコンソールに登録する
Googleサーチコンソールは、自社サイトがGoogleにどう見えているかを確認できる無料ツールです。まだ登録していない場合は、早めに登録しておきましょう。
3. インデックス登録をリクエストする
サーチコンソールの「URL検査」ツールにトップページなどのURLを入力し、「インデックス登録をリクエスト」を選択すると、Googleに巡回(クロール)を促すことができます。
反映までにかかる日数はサイトの状況により異なりますが、公開後は数日〜数週間ほど様子を見ていただくのが一般的です。何もせず待つよりも、この手順を踏んでおくことで反映が早まる可能性があります。

③Googleアナリティクス(GA4)の計測が動いているか確認する
アクセス解析ツール「GA4」を設置していても、実は正しく計測されていなかった、というケースは少なくありません。公開後は、実際にご自身のスマートフォンなどからサイトを訪問し、GA4の「リアルタイム」レポートに自分のアクセスが反映されるかを確認してみましょう。数字が反映されていれば計測は正常に動いています。GA4の具体的な見方については、別の記事で改めて詳しくご紹介する予定です。
④Googleビジネスプロフィールとホームページの情報を揃える
地図検索や「地域名+業種」での検索から来店・お問い合わせにつなげたい場合は、Googleビジネスプロフィールとの連携も忘れずに行いましょう。特に、住所・電話番号・営業時間・ホームページのURLは、ホームページ側の情報と食い違いがないかを必ず確認してください。情報が一致していることは、ユーザーの信頼だけでなく、地図検索での評価にも関わってきます。
⑤名刺・SNS・既存の掲載媒体のURLを新サイトに統一する
意外と見落としがちなのが、名刺やパンフレット、SNSのプロフィール欄、外部の掲載サイトなどに載っている旧サイトやトップページ以外のURLです。新しいホームページが公開されたタイミングで、以下のような場所のURLも合わせて見直しておきましょう。
- 名刺・封筒・パンフレットなどの印刷物
- SNS各種のプロフィール欄
- ポータルサイトや業界団体のサイトなど、外部に掲載している情報
すべてを一度に直すのが難しい場合は、優先度の高いものから少しずつ更新していく形でも問題ありません。

⑥更新・保守の体制を決める
ホームページは「公開して終わり」ではなく、公開してからが本当のスタートです。誰が、どの部分を、どのくらいの頻度で更新していくのか、社内で簡単にでも役割を決めておくことをおすすめします。更新担当が決まっていないまま時間が経ってしまうと、気づけば1年以上情報が古いまま、ということも珍しくありません。保守やセキュリティ対策の詳しい進め方については、別の記事で改めて取り上げる予定です。
⑦公開を社内外に告知する
最後に、忘れずに行っていただきたいのが公開の告知です。SNSでの発信はもちろん、取引先やお客様へのご案内、メールの署名欄へのURL追加なども効果的です。せっかく新しいホームページができても、知ってもらえなければアクセスにはつながりません。社内外への告知まで含めて、公開作業の総仕上げと考えていただくとよいでしょう。
まとめ
ホームページ公開後にまずやることとして、①表示・動作確認、②サーチコンソール登録とインデックス登録リクエスト、③GA4の計測確認、④Googleビジネスプロフィールとの整合性チェック、⑤各媒体のURL統一、⑥更新・保守体制の整備、⑦公開の告知、の7つをご紹介しました。一度にすべてを完璧にこなす必要はありません。まずは①と②から着手し、少しずつ運用の土台を整えていきましょう。更新・保守の体制づくりや公開後の運用でお困りの際は、お気軽にご相談ください。
